これから寒くなってくるので、おしりに優しい温水洗浄便座を取り付けることにした。
今時のトイレというのは規格化が進んでいて、各社ほぼ同じネジ位置、ナット径、そして向かって左側に電源と水がある仕様だ。
便器の大きさには多少の違いがあるが、規格外の巨大なものでなければ後付け便座はどれにでも設置できる。
ということで、これから購入を考えている人のために設置の全工程解説をやってみたい。
トイレの床に座ったり、便器を拭いたりするのがイヤって人は工賃を払って頼めばいいけど、自分でやったら数千円浮くよ。

それにしてもAmazonは恐ろしい。
この手の生活設備みたいなものは、水回りの専門店やホームセンターで買うものと思っていたが、実はAmazonで普通に売られているのだ。しかも送料まで考えると1位か2位の安さで。DIYが好きなら、もう他の選択肢など考えられないくらいだ。

ということで、今回Amazonで購入したのは、パナソニックの「温水洗浄便座 ビューティ・トワレ DL-UE20」。特長は高い省エネ性能だ。便座をムダに暖め続けたりしない機能などなどで、年間電気代が2,000円少々で済むらしい。

温水洗浄便座を買う前に知っておくべきこととしては、給湯方式には「貯湯式」と「瞬間式」があるということだ。
貯湯式は、簡単にいえば電気ポットだ。常にお湯を蓄えて尻がくるのを待っているタイプだ。当然電気代は高くなるが、本体価格が圧倒的に安い。1万円台で買える。リモコン式でも2万円を切るほどだ。
対して瞬間式は、使うときだけお湯を沸かす方式だ。さすがに「最初は冷水を浴びせられる」なんてことはない。
ただし、本体価格は高めになる。およそ2万円台後半からだ。
今回購入したDL-UE20は瞬間式で、Amazonで27,000円(送料込み)で購入した。ちなみにホームセンターではこの倍の値段だった。

カタログを見ると、各社ともベースモデルに対して付加機能を付けることで差別化していることが分かる。
付加機能の例としては、リモコン、リズム噴水、温風乾燥、便座暖房、トイレ暖房、ノズル位置調整、脱臭、オート蓋開閉などなどがある。瞬間式給湯も付加機能の1つだ。
ということで、型番や価格から脈絡なく探すよりも、ベースモデルとの差分をチェックして決める方が、欲しいモデルにたどり着きやすい。
この点においてAmazonや価格.comは劣っている。紙ベースのカタログの方が分かりやすい。

中編に続く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Post Navigation